2022/01/22 14:02
こんにちは。
MUKU-ANのシュラです。
MUKU-ANでは、洋服だけでなく、萩焼きの取り扱いを行なっています。
知人のお父さんが萩焼き師さんで、昔私の誕生日の時に萩焼きを頂いた事からの始まりになります。
使い込むことによる色の変化を楽しめ(萩の七化け)、繊細ながらも趣を感じさせる陶器に魅力を感じました。
洋服も綺麗に着ていくことや経年変化を楽しむ服と様々なコンセプトがそれぞれのブランドにあると思います。
萩焼きも後者の経年変化を楽しみながら過ごしていける、自分自身の為のご褒美みたいなものかなと。
今回は、MUKU-ANで扱っています、萩焼きの中の千代香をご紹介いたします。
千代香、ちょか、ぢょかと読み、鹿児島県の物産で見られ、主に焼酎を飲む為に活用されている陶器になります。
その千代香を萩焼きにて作成した物になります。
用途は本来の千代香同様、焼酎を入れて頂いても良し、日本酒などのお酒を入れて頂くも良しと特に指定はございません。
弱火でコトコト温めて頂いて飲むのもオススメです。
千代香の持ち手の部分は「かずら」を使用し、同じものは無いとのことです。
職人が丹精込めて作った温もりを感じられる器で、自宅での生活に是非彩りを。
ギフトにもオススメしております。
また他の萩焼きのご紹介も違う機会に。
皆様のご利用、心よりお待ちしております。
萩焼作家【金子通】
兄に萩焼作家 金子信彦氏、従兄弟に現代萩焼作家 金子司氏がいる。
その兄の影響で作陶活動を開始、孤独な修行が続くある日、自らの魂と思いが1つの作品に体現された瞬間、職人の仕事が「好き」に変わった。常にこだわりを持ち続け、妥協せず萩焼の良さ、その器を持った方が感動を覚えてもらえるような作品作りを志している。
【萩焼きとは】
萩焼(はぎやき)は山口県萩市一帯で焼かれる陶器。一部長門市・山口市にも窯元がある。長門市で焼かれる萩焼は、特に深川萩(ふかわはぎ)と呼ばれる。
華やかというよりは控えめな色味と装飾ですが、古くから「一楽、二萩、三唐津」と謳われるほど茶人好みの器として知られ、細かい部分にまでこだわった質の高い陶器として根強い人気があります。
【萩焼きの特徴】
萩焼の特徴は独特のやわらかい風合いと、原料の陶土と釉薬(うわぐすり)が引き起こす貫入(かんにゅう)という細かいヒビのような模様です。使用する土が粗いために浸透性・保水性・保温性が高く、土と釉薬の収縮率の差によって表面に細かなヒビが生まれます。
長年萩焼を使用すると、貫入の部分にお茶の成分などが染みこみ、風合いが変化していきます。この現象は「萩の七化け(はぎのななばけ)」と呼ばれ、ファンが多い理由の一つです。
素朴なものが多く、絵付けなどの装飾はほとんどありません。土の配合、釉薬の掛け具合、刷毛目、焼成の炎によって生まれる偶然によって独特の風合いが生み出されます。色彩は土の色を生かした肌色や枇杷色、褐色、灰青色、白色などの限られたものが主流です。