2022/03/13 13:43

こんにちは。

MUKU-ANのシュラです。

今回は、MUKU-AN取り扱いの萩焼きのご紹介です。(以前もご紹介している物もございます)


萩焼きとは、山口県萩市一帯で焼かれる陶器。一部長門市・山口市にも窯元がある。長門市で焼かれる萩焼は、特に深川萩(ふかわはぎ)と呼ばれます。

華やかというよりは控えめな色味と装飾ですが、古くから「一楽、二萩、三唐津」と謳われるほど茶人好みの器として知られ、細かい部分にまでこだわった質の高い陶器として根強い人気があります。


萩焼の特徴は独特のやわらかい風合いと、原料の陶土と釉薬(うわぐすり)が引き起こす貫入(かんにゅう)という細かいヒビのような模様です。使用する土が粗いために浸透性・保水性・保温性が高く、土と釉薬の収縮率の差によって表面に細かなヒビが生まれます。


長年萩焼を使用すると、貫入の部分にお茶の成分などが染みこみ、風合いが変化していきます。この現象は「萩の七化け(はぎのななばけ)」と呼ばれ、ファンが多い理由の一つです。


素朴なものが多く、絵付けなどの装飾はほとんどありません。土の配合、釉薬の掛け具合、刷毛目、焼成の炎によって生まれる偶然によって独特の風合いが生み出されます。色彩は土の色を生かした肌色や枇杷色、褐色、灰青色、白色などの限られたものが主流です。


MUKU-ANでは、金子通さんと言う萩焼き作家さんにお願いして作成して頂いています。

金子通さんは、兄に萩焼作家 金子信彦氏、従兄弟に現代萩焼作家 金子司氏がいらっしゃいます。

その兄の影響で作陶活動を開始、孤独な修行が続くある日、自らの魂と思いが1つの作品に体現された瞬間、職人の仕事が「好き」に変わったそうです。常にこだわりを持ち続け、妥協せず萩焼の良さ、その器を持った方が感動を覚えてもらえるような作品作りを志していらっしゃいます。


そんな金子通氏の作品を一部ご紹介します。


まずは、鹿児島県の物産である千代香を萩焼きで焼いた物になります。

萩焼きの綺麗な自然の色味を味わって頂ければと思います。

元々の鹿児島県の千代香は、焼酎をメインに飲む道具として使用するようですが、こちらの萩焼きでもご使用頂けます。

温めて頂いても、日本酒を入れて頂いても、お酒ではないお茶などを入れてご使用して頂いても良いと思います。

持ち手は、自然で取れた「かずら」を使用し同じものは無いとの事です。




こちらは、見た事の無いような珍しい形の酒器です。約1合半入ります。熱燗にも使用可能です。こういった珍しい酒器で呑むお酒も格別かと思います。酒器でのご提案ですが、お酒以外のお飲み物で楽しむのも良いかと思います。

模様は、海で取った軽石を転がすように模様を付けるという職人オリジナル技法です。




急須の蓋を取った様な雰囲気の取っ手がついた可愛らしい小鉢になります。

ちょっとした料理や酒の肴等をのせて、日々の生活の料理に少し彩りを加えてみるのも良いかと思います。


皆様のご検討心よりお待ちしております。

※ご紹介した全ての萩焼きに桐箱が付属いたします。


1点1点職人が心を込めて作った物で、美味しいものを飲んだり、食べたり日々の疲れたご自身へのご褒美や大切な・大事なご家族やご友人へのプレゼントにしてみてはいかがでしょうか?