2022/12/12 11:47

こんにちは。

MUKU-ANのシュラです。

LAD MUSICIANのファティーグジャケットです。

ファティーグジャケットとは、1960年代に開発された亜熱帯地仕様のミリタリージャケットで、正式名では“コンバットトロピカルコート”と呼ばれています。(別名ジャングルファティーグ)ベトナム戦争で米軍が採用したのがその出自といわれ、その後、数回に渡る仕様変更を経て現在にいたります。ヴィンテージ市場ではその変遷を辿るように1st、2nd 、3rd、4thといった4つのモデルが認知されており、1stはエポーレット付きの6つボタンだった仕様が、2ndでは5つボタンとなり、ポケットのボタンホールが比翼仕様に変更。3rdになるとエポーレットが排除され、4thではボディの素材が引き裂き強度を高めたリップストップ織りとなりました。

4タイプに共通するディテールとして採用されているのが、前身頃に備わる4つのフラップポケット、アジャスタブル仕様のカフス、そして雨風の浸入を防ぐ役割を担う二重仕立てのフライフロントです。素材としては、高温多湿な地域で着用することを想定し、軽量で速乾性が期待できるコットンポプリンを採用するのが一般的です。同素材はまだ化繊が普及していなかった時代に涼しく過ごせて、濡れても乾きやすい素材として開発されたもの。ゆえに、バックサテンなどの厚手のミリタリージャケット素材に比べて春や秋に心地良く着こなすことができます。ちなみに、斜めの胸ポケットが特徴的ですが、これは体を伏せた状態でも収納物を取り出しやすいよう設計されたものなのだとか。

ポケットにはマチを設け、収納力を高めた作りも共通するディテールの1つ。ちなみにボディの素材は、1stから3rdまで採用されていたポプリンのほうが経年変化が味わい深く、4thのリップストップよりもミリタリー感控えめな見え方ゆえにヴィンテージ派の間では人気が高いみたいです。

そのファティーグジャケットをLAD MUSICIANらしく、よりミニマムにシャープにしつつ今のビッグシルエットを採用しています。

そこまで厚手の素材ではないものの、風邪を通さない作りになっている為比較的暖かいです。オーバーサイズと言うこともあり、中にニットを入れたり、逆に素材自体厚手でないことで、上にオーバーサイズのアウターを着てシャツのように羽織ることも可能です。

高級感もあり、ミリタリーアイテムの野暮ったさを感じさせないデザインになっています。

流行り廃りもなく、真夏以外着用可能なアイテムですので、一度お試しください。